20180213_1_1

奨学金破産のニュースが載っていたのでこちらも確認。
私自身も大学と大学院合わせて400万ぐらい借りていたので、返しきったのが40手前でした。
現在は返せない人も多いのではないかと思います。
(私の弟もおそらくまだ返せていない・・・)


ニュースの概要

ここで書かれているのは過去5年で自己破産が15,000人ぐらい発生しているということ。
奨学金を借りる際は基本、親の年収で決まるはずなのでほぼ、無担保、無審査という形になることからうまく仕事につけなかった場合に破産してしまうようです。

また2004年以降、連帯保証人は親、保証人を立てる必要があるらしい。
ここで気になることが書かれていたのが、本人が破産したのが8,000人ぐらい、連帯保証人と保証人が破産したのが7,000人ぐらいであるということ。

約半分が本人、本人以外が半分破産に追い込まれていることだと思う。

この背景は学費の値上がり、非正規雇用の増加もあるようですし、日本学生支援機構が回収を強めたせいでこのような状態になっているとある。

しかしもう一方で、この日本学生支援機構が発足した当時に比べ2016年度で返還(返済)に関する裁判数が44倍とか記載されています。
これはものすごく返さない人が増えたともいえるんだろうと思います。
一応、返済の猶予の制度もあるようですが。

日本学生支援機構以前の奨学金

私個人が借りていた当時は日本育英会という名前だったと思います。
そして借りる方法が、無利子の一種と、年利3%ぐらいの二種があったと思います。
(私は一種を借りていました)

また当時は学校の先生になれば、返還は免除される制度もあったと思いますが、どうやら日本学生支援機構になってからは、その制度がなくなったようですね。
(たしか自分のときも全額免除ではなかった気はしますが)

一応私は氷河期世代なのですが、当時はまともに就職できなくても何とかなるもんだとか思っていました。
当時はフリーターとかもはやっていたし、みんな好きなことをやっていた気がします。
それでもなんだかんだでお金を返すことができたので、今何がおこっているのか不思議です。

これをいうと怒られそうですが、あまりにも奨学金の審査があまくさまざまな人たちに貸して、学校に行かせてしまい、結果返せなくなっている気がしなくもないです。

給付型の奨学金の登場

この状態を見かねてか、一応給付型の奨学金制度が2017年からできたそうです。
ただしもらえる金額が少ないようですが。

当時これがあったら申し込んでいたかといわれると、おそらく1990年前半でも少ない金額なので、申し込むとしたら給付型と貸与型の両方申込を行ったと思います。
(できるかどうかわかりませんが)

正直給付型のみで行こうと思うと、最低限、国公立大学でかつ入学金、授業料免除を行い、さらに寮に入って、かつバイトすればなんとか通える気がします。
(1990年代、私が通っていた大学では、寮費が月5,000円、寮で出される食事が10,000円でした)

ということで、おじさんからすれば贅沢しなければ結構やっていけそうな気がしなくもないです。
ただし、貧乏かつ成績が優秀でなければならないですが。

奨学金破産は防げるのか?

奨学金破産を防ぐとすれば、もとから借りなければそんなことは起きません。
そういう意味で言えば、無理して大学とか行く必要がないとは思いますが、今大学を出ていないと就職すら難しい世の中になったんだと思います。

私たちの時代は確かにもっと所得が低かった(私の家の世帯年収は300万なかったです)ですが、今は生活のレベルが上がってしまい、それに合わせなくてはいけないのかもしれません。
(世の中には年収100万で暮らしている人たちもいますが)

そういう意味で言えば、国がもう少し給付型の奨学金を増やしていく必要があるんだと思います。
また貸与型については、審査基準を上げるしかないんだろうなと思います。

学費で言えば、私立大学の学費を下げるしかないとは思います。

ここまで書いておいてなんですが、奨学金を借りて遊びに使われていたらもともこもないですが。
そうでないことを信じたいと思います。
(私たちの税金も上がってしまいますしね)


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